基本的に男鹿半島からは鳥海山は見えません。
直線距離にして100kmほどなので地平線の下に沈むような距離ではないのですが、やはり間に横たわる日本海からの水蒸気の影響か、雲や霞の向こう側になるのが通常。
ところが、まれに気象条件によっては見えることがあります。
雲間に浮かび上がる島のように見えたり、雲の隙間から覗いてみたり。
時にはすそ野まではっきりと見渡せるときも。
今日の姿はこんな感じでした。
男鹿半島の南側、おおむね海岸線からならどこでも見えるかと思いますが、やはりオススメは寒風山から。
特に自転車で登っていけば、坂道の途中であってもふっと見かけた鳥海山に足を止めるのも自由。
道路わきに自転車を安全に止めて眺めるもよし、写真に収めるもよし、です。
今日はよほど条件が良かったのか「くっきり」見えてました。
麓のほうまでくっきり見えるのはかなりレア。
撮影ポイント探しながら、何枚も山姿をカメラに収めてきました。
ちなみに「ふわっと」見えるときはこんな感じ。
これはこれで風情あります。
向こうは2,236mの秀麗無比なる山体ですが、100km離れた男鹿半島から海を越えて眺める姿もこれもまだ秀麗なのは間違いない。
その時々で、見え方がぜんぜん違いますので男鹿半島の南側や寒風山に自転車でお出かけするときは要チェックです。