3月に入りました。
男鹿半島の冬も、もう出口に差し掛かりまして路面の雪も主要な道路ではほとんど消えてきました。
我が家のジューンベリーもつぼみを膨らませ初めまして、男鹿半島の春ももう目前という時期になってきました。

男鹿半島は積雪のある雪国なのは間違いないのですが、実は積雪量はさほどでもないんです。

大きく日本海に突き出した半島ですので、海…特に温かい暖流からの影響を大きく受けることが主要因だと思いますが、冬は秋田県内でも気温が高めに推移する地域です。

内陸の横手周辺が2mを超える積雪を記録したのとは対照的に、男鹿半島の除雪の苦労はさほどでもなかったといのが、自分個人の感覚です。

雪国であっても、路面に雪さえなくなってくれれば自転車乗りならじっとしてはいられません。
逆に今しか見れない雪が残った景色に出会える貴重な季節でもあります。

そもそも冬は路面に雪が無ければ防寒ウェアをまとうだけで十分に自転車を楽しめる季節。
夏のように強い日差しや熱中症対策を講じる必要がない分、楽に走れる季節なわけです。

ただ問題点もいつくか。

道路の雪はほぼ消えているので走行に支障はないんですが、除雪のために路肩に積み上げられた雪はまだまだ残ります。
そこから常に水が染み出しているために、ぬれ路面対策は必須になりますのでご注意。

基本的にはドロヨケ装備が必須になります。
雨の日の走行経験がある方はわかると思いますが、タイヤが跳ね上げた泥水は、主に背中からお尻にかけて筋状につきますので、まずは後輪からの跳ね上げを防ぐのが重要。

自転車の汚れを防ぐ以上に、ウェアの汚れを防いでくれます。
路面からの跳ね上げられた水滴は油や泥が多く混じるためにクリーニングが大変ですので。

具体的にはシートポストに装着するタイプの大きめのドロヨケがおススメ。
自転車によってはポストに装着できない場合もありますが、サドルの後端に挟み込むタイプの簡易的なものでもそれなりに効果があります。

あと条件によりますが、前輪が前方に跳ね上げた水滴が顔のあたりに降ってくるコトもありますので、できれば前輪にもドロヨケ付けたいところですが、ロードバイクだと難しいですね。

除雪の関係で、雪国の春の路肩はゴミや小石の類が多いこともあってパンク対策も重要です。
乗り方もあるので一概にロードバイクの細身のタイヤがダメというコトは無いですが、薄くて軽い決勝タイヤの類は避けた方がいいかも。

その意味では、この時期だけMTBやタイヤの太いクロスバイクをメインで使うのはオススメです。
こちらの車種だとフレームとタイヤのクリアランスが広いので、カバー範囲の広いドロヨケの装着が可能ですので、ぬれ路面対策としてもオススメ。

欲を言えば完璧なドロヨケを装備したランドナータイプの自転車も一台欲しいとこです。
最近はグラベル向けの自転車がカタログに載ることも増えてきましたし、そうした車種を検討するのもいいかも。