無事開催
今回はこの「無事開催」の言葉が非常に重いです。
なにしろ昨年は10月開催だったこともありますが、前日時点でコースに積雪があるという超荒天。
当日も風が強い中、全員ショートコースとする対応でなんとか開催できたという経緯がありますので。
今年は、打って変わっての秋の良い天気(午後から曇りがち)。
気温も最高25度ほどとライドするには、これ以上にない良いコンディション。
加えて、大きな事故やケガにつながる落車もなく、全員が元気に楽しく秋の男鹿半島ライドを満喫していってもらえたのが何よりなのです。
何年か前に、落車でケガ&自転車廃車の参加者さんを本部まで乗せていった事ありましたが、あーゆーのはできれば二度と味わって欲しくないです。
とにもかくにもけが人なしというのは、運営スタッフの一人として非常にうれしいことです。
今年の開催の様子
自分は遊撃スタッフとして動いておりましたので、イベント写真がほとんどありません。
とうわけで、今回のイベント開催でも大いに応援していただいておりました、男鹿市長さんのアカウントでたくさん写真が掲載されてましたので、リンク貼っておきますね。
ロングコース初お披露目
実は昨年、スタートゴール地点が男鹿駅前に変更になったため、ロングコース、ショートコースも刷新される予定でしたが、悪天候のためにロングコースはお預けになっておりました。
今年はそれがようやく日の目を見ることになりました。
コースは途中まで共通で、男鹿半島の南側のシーサイドから、西側の断崖絶壁アップダウンを抜けて入道崎へ。
比較的平坦な北側を抜けて50km地点すぎでロングコース(100km)とミドルコース(60km)に分岐します。
分岐後はロングコースは大きく北上して男鹿市の付け根北端を回って南下、最後は寒風山に挑みます。
ショートコースは、寒風山から降りてきたロングコースと麓途中で合流。
そして出発地点にの男鹿駅前に戻ってゴールです。
ミドルコースの独自区間は5kmのみ
この、ロングとミドルが50kmすぎで分岐して、ミドル独自区間は5kmほどで最後もロングに合流するというのが実にイベントコースとして良くできてます(自画自賛)。
まず、何といってもロングコースに参加した人でも、体力的に無理だと思えば途中でミドルにショートカットが可能。
実際には、何か体調不良でもなければミドルに変更する人はそうはいないと思いますが、ロングかミドルで迷ってる人も、とりあえずロングに申し込んでおく…といった選び方ができるかと思います。
運営的にも50km地点に制限時間を設けてまして、それ以降は全員ミドルへ誘導しますので、無理なペースと消耗でリタイアになることも防げます。
また、ミドル独自の区間がわずか5kmしかありませんので、そのぶん遊撃スタッフやサポートライダーをロングの後半区間に配置でき、参加者さんへの手厚いサポートも可能です。
などなど、実際今年運営してみて想定した通りのメリットがあったことを実感できましたので、当面は今回のコースをベースにした開催が続くのかと予想してます。
(まぁ、来年のことは来年にならないと分からないですが)
トライアルコース25kmも設定
今年は男鹿半島の南側のシーサイド、門前第1エイトまでの往復のみのトライアルコース(25km)も設定いたしました。
こちらは男鹿市の健康促進的な面からのアプローチで、主に地元の方々を対象にシティサイクル等で参加されるのを想定したコース設定です。
男鹿半島を一度でも一周された方々はご存じだと思いますが、男鹿半島はとにかく坂道が多く、以前の温泉郷やキャンプ場がスタートだと、スポーツサイクル以外での参加はあまり現実的でなく。
今回は男鹿駅前発着ということで、スポーツサイクルをお持ちでない方でも、ちょっと頑張れば誰でも参加できる企画という意味では、けっこう大事な取り組みだったのではないかと思ってます。
どうしても他所からきた高い自転車に乗ってる人が勝手に走っていく…的なイメージで捉えられがちなサイクルイベントですが、地元の方も含めて多くの人が関わっていく形へのスタートにはなりましたね。
10回から20回へ
グレートアース男鹿半島なまはげライドも今年で第10回。
途中、コロナの影響で中止の回もありましたが、それを乗り越えて復活して、また次の10年に向かって続けていけることが今回いちばん嬉しいことではありました。
ロング/ミドルコースの設定もいい感じにできましたし、エイド提供の飲食もかなり好評のようです。
(私は寒風山のホットドックが気に入りました)
スタート、ゴールが男鹿駅前ということで、秋田市のホテルに宿泊して輪行で参加することも可能ですし、来年までには男鹿駅前周辺に宿泊施設が数件建つ予定ですので、そこを拠点に参加することもできるようになります。
前日から来られる方が増えるようなら、以前のような前夜祭的なイベントも復活できるかもしれないですし、ここからまた一歩づつ進んでいければと思います。
今回参加された方、男鹿って聞いたことあるけど行ったことないっていう方、以前参加したけどしばらく行ってないなっていう方。
今のスタイルは10年前に比べれもよいイベントに成長してきてる感覚ありますので、ぜひ来年開催の折には遊びに来ていただければ幸いです。