寒風山山頂 (map)

自転車乗りの皆さんに、とにかくおすすめスポットNo.1は寒風山。
標高は355mですのでヒルクライムポイントとしては、それほどでもありませんが、圧倒的なのはその眺望。
山頂付近の360°すべてを見渡せる開けた眺望は他にはなかなかありません。
男鹿半島はもちろん、お隣の大潟村の田園、天王から秋田市、三種から八峰への海岸線、そして天気によっては遠く奥羽山脈、鳥海山、白神山地までもが一望できるビュースポット。
ふつうは、こうした眺望は森林限界を超えた山地でしか味わえないものですが、寒風山は長く地元の柴山として管理されてきたため、山頂付近に雑木もなく、草も人の手で刈られ、この標高にしては唯一無二の眺望が実現されています。
坂道が苦手な方には少々つらいと思いますが、登り切った時の眺めは格別ですので、強くおすすめします。

滝の頭湧水 (map)

寒風山の北側中腹にある男鹿半島西の水源地、滝の頭も自転車乗りにはぜひ立ち寄っていただきたいポイント。
施設の入り口には、誰でも自由に水くみができる給水スポットあり。
地元の人も頻繁に水くみに来ている場所ですが、声をかければボトル一本ぐらいなら、たいてい譲ってくれます。
5秒で500mlぐらい入りますので。
そして、お時間に余裕がるなら施設の方にひとこと許可をいただけば、湧水地内の見学も可能です。
湧水地の奥にある三吉神社の佇まいは特別。
もちろん水源地ですので、わきまえた行動をお願いします。

潮瀬崎 (map)

有名な門前、五社堂のちょっと手前。
天気の良い週末は釣り客でにぎわう岩場スポットです。
観光マップにはゴジラ岩のスポットとして掲載されてます。
定番のゴジラ岩参拝をすませたら、そこからもう少し岩場の先に行ってみましょう。
ここはちょうど海に突き出した岬になっているので、先にいくほど視界いっぱいに海が広がる、潮風を肌で感じられる絶景スポット。
ちょうどよい感じで灯台も設置されてます。
ただし、岩場はそれなりに危ないので、歩きやすいスニーカー装着をお勧めします。
裏面金具のクリートシューズは危ないので最低限SPDシューズで。

五里合漁港 防波堤 (map)

男鹿半島は三方を海で囲まれてますので、自転車で1周すると小さな漁港をたくさん訪ねることになります。
なかでも一番のおすすめは五里合漁港です。
男鹿半島の北側の海岸線は外海からの波が直接寄せてくる砂浜海岸で、五里合漁港の防波堤は、海にグイっと突き出したドッグレッグ型の防波堤なので、波の勢いや風を直に感じられる、ダントツの「これ海!」スポットです。
よそとは違った海体験をお望みならぜひお立ち寄りくださいませ。

金ヶ崎 (map)

男鹿半島の西側、断崖絶壁のへりを走る、地元の人には元「大棧橋有料道路」として覚えられている「おが潮風街道」。
男鹿半島を自転車で体感するには、一番のおすすめコースで、かつ一番きつい道です。
基本的には、ずーっと絶景が続くこの道は、どこの海岸ライドにも負けないスペシャルコースですが、では一カ所ここで写真を撮っておきましょうという絶景ポイントをお勧めするなら、やはり「金ヶ崎」です。
高台を通る道路から見渡す、金ヶ崎湾全体の眺めは、男鹿半島の海の青さと相まってもっとも印象に残る光景のひとつ。
金ヶ崎の下まで降りて行っても、いろいろ楽しめるんですが自転車ではいけないので、ここでは割愛。
少しハードル高いです。

入道崎灯台 (map)

観光地としても名高い入道崎。
見晴らしのよい夕日の沈む海岸としても有名ですが、ここでおすすめするのは入道崎灯台。
近隣では抜群に強力な燈火(530,000カンデラ!)を装備しているのも凄いのですが、入道崎灯台は一般の方も入場できる数少ない灯台なんです。
海抜だと57mの高さにもなり、自然の中で空中からの眺めを堪能できるポイントは多くはないです。
最近はドローンの空撮画像であらゆる場所を外から見下ろせるようになりましたが、実際にその高さに自分がいく感覚は全くのベツモノです。
ちなみに参観寄付金は300円ですので、小銭をお忘れなく。

雲昌寺 (map)

今では青のアジサイ寺として、全国レベルの知名度を誇る素敵なお寺が雲昌寺です。
ただし、アジサイの開花時期は小さな町の中が観光客の車で溢れてしまうこともあって、自転車で観光するには安全確保に注意が必要です。
アジサイの時期だけが注目されがち雲昌寺ですが、境内にはほかにもたくさんの花や樹木があり、きちんとお世話されてることもあって、アジサイの時期を外していっても植物好きな人なら楽しめる場所です。
紅葉期のイチョウやモミジも見事です。
なにより、築300年近くになるお寺の風情は、人が少ない時期にゆっくり楽しむのが、らしさがあっておすすめです。
アジサイ、竹林、紅葉といつ行ってもお楽しみいただけると思います。

一ノ目潟 二ノ目潟 戸賀湾 (map)

男鹿半島の眺望地、八望台では一ノ目と二ノ目潟、そして戸賀湾までが一望できる最高のビュースポットでしたが、時がたち、森林の木々が成長したせいで、最も見栄えのする一ノ目潟が見えなくなっていました。
残念です。
そこで、唯一そのすべてを見渡せるのが、この橋からの眺め。
ここだけが一ノ目潟側の木々が途切れていますが、橋の上ということもあって車を停めるのは危険。
それでも、自転車ならゆっくり眺めるコトができる、自転車ならではスポットの一つです。

おわり