今年も夏の終わりを締めくくる加茂青砂ライド、開催いたしました。

とはいえ、天候的にはとても「夏の終わりを締めくくる」とは言えず、連日続く猛暑の中、気温32℃、暑さ指数(WBGT)30というギリギリの環境のなかでの開催となりました。
あと1℃予想気温が高ければ中止やむなし…っていう。

暑さ対策

というわけで、いつもは2Lペットボトル1本でも余る水は、念のため20Lタンクいっぱいに汲んでいき、さらにコーラやペプシ、麦茶、ウーロン茶なんかもクーラーボックスに詰め込む万全のサポート体制で。
もちろん塩飴も。

休憩時間もたっぷりとってます。
もともと加茂青砂まで20kmちょいに2h30mの余裕のコース設定なので、無理は絶対せずに日陰を見つけては休憩し、可能な限りサイクルトークで体力回復につとめてもらいました。

もともとベテラン組の多いうちのイベントなので、今までの経験からも無理ないペースを作っくれます。
最終的には体力は相当消耗していたようですが、全員無事にスタート地点まで戻ってきまして、主催者としては何より。

加茂青砂

日本海に突き出した男鹿半島という土地の中でも「加茂青砂」という場所は特別です。

男鹿半島の西側は断崖絶壁の海岸線で、唯一その中央付近にぽつんと存在する漁村であり農村である加茂青砂。

陸地としては他から閉ざされつつ、海へと大きく開かれた土地は、独特の風景と文化を生み出して、訪れる人のメンタルに不思議な感情を湧き起こさせます。

毎年ここに夏の終わりを確かめにくるのは、心の中に何か深い理由があるんじゃないかと思ってます。

プレミアムBBQ

そうした最高の場所、加茂青砂で、最高のプレミアムBBQを今年もペコリーナの吉田さんにお願いしました。

こちらからはライドで消耗した体力を回復できるような…的なざっくりとしたオーダーのみで、あとはメニューも調理もすべておまかせ。
BBQっていうか、グリル・ケータリングです。

がっつりとしたお肉たちに加えて、パン、サラダにパスタ、デザートまで完璧に揃えられたメニューは、あっという間に参加者さんたちの胃袋の中に。

ノンアルやソフドリ飲みながら、最高の海景色の前で体力を回復しつつサイクルトークを存分にお楽しみ。

こうした最高の時間は、今年の災害や酷暑でお疲れの秋田の自転車乗りには必要でした。
自分もサポートしてただけですが、メンタルがグィっと持ち上がったのを実感してました。

無理せず安全に確実に

最高のBBQを味わいましたら、スタート地点目指して復路スタートです。

BBQで思いっきり補給したとは言え、体力的には往路よりスタミナ削られてるので、ここは無理せず安全に確実に。

実際、門前までをパスして車で移動してもらう人もいたり、門前ではクーラーボックスに詰めてきたコーラやペプシの炭酸と糖分使って、メンタルとフィジカルの両方回復したり。

鵜ノ崎海岸ではババヘラで貴重な冷気と甘味を補充したり。

楽しむこと、安全であること、美味しいことに制限つける必要ありませんので。

楽しむことが第一

コロナ災禍からの復活開催で実に4年ぶり。

以前とは、世の中も、皆さんの状況もかなり変わったこともあって、なかなかに参加者も伸びない状況ですが、こうした取り組みは継続すべきですし、継続したいと思っています。

もちろん以前とは取り組み方を変えていく必要はあると思いますが、自転車ブームが落ち着いてファンライドイベントが厳しい状況になっていくなか、試行錯誤をやめたくはないですね。

自分としては、自転車は「競技」じゃなくて「生活」「レジャー」であって、楽しむことをやめる理由は全くないですし、これからも全力で楽しみ、楽しんでもらえるように頑張っていきますんで、今後ともひとつよしなにお願いいたします。