今回は後半の山場
西海岸の激しいアップダウン区間の絶景です。

西海岸ではなく西の断崖…です

いちおう地元でも西海岸とは呼びますが、道路から見て「海岸」と呼べる場所はほとんどなく。
この区間、15.7kmぐらいは、ほぼほぼ道路の左端より海側は「崖」です。

それはもう「断崖絶壁」と呼ぶにふさわしい。

もちろん下りの右コーナーもありますので、スピードが出た状態で、きちんと自転車をコントロールする技術が必要です。
一歩間違えれば、左側の崖に転落することだった十分にありえます。

グレートアース男鹿半島なまはげライドでは、こんな厳しい区間が「SHORT」コースに設定されてます。
「LONG」コース参加者も含めて、全員がここを通過するコース設定です。

その理由は単純です。

絶景の連続

この15.7kmは始まってから終わるまで、すべて絶景と呼んで差し支えない景色が広がるからです。

一度でもこのルートを走れば分かるのは、ここは車が安全に通過することを前提とした一般の道路とは違う…ということ。

道路の左側にずっと続く断崖絶壁。
その断崖絶壁の中腹に無理やり通した道路の、およそ一般的な道路の基準からは外れたアップダウンに大きくうねるコーナー。

つまりは、この道路自体が、断崖絶壁の一部ということです。

自然の中を走る意味

自分は地元ですが、ここを走る場合は食料にしろ、トラブル対策にしろ、準備万端で臨みます。

それは、ここが道路でありながら「自然」であり、何かトラブルがあった場合は自力で切り抜けることが要求されるから。

下りでコーナーからはみ出したりしないように、無理のない速度での安定したブレーキングも要求されますし、連続するアップダウンにバテないよう自分の体調に合わせたペースコントロールも必要です。

そうした場所を走る時は自然と気持ちが引き締まりますし、周囲の景色も違って見えてきます。

そんな自然の中を走る意味を感じながらの絶景を味わえるルートは、そうは多くはありません。

実際のところ、距離としては15.7kmなので、ほんとの大自然の中を走破するような事はそうそう起きませんが、自転車乗りの日常と非日常の境界を渡る気分は味わえるんじゃないかと。

もちろんライドイベントの時は、サポートのライダーも車両も付きますので、そこまでのリスクのセルフコントロールは求められませんので、もっと気楽に走行できると思います。

ちょっと変わったコースを走ってみたいという思いある方。
グレートアース男鹿半島なまはげライド[SHORT]コースなど如何でしょうか。