標高355mのサラウンドビュー

自転車乗りにとって標高355mの山というのは手ごろな練習スポット程度の認識が普通かと思います。
自分も自宅近くに非常に手ごろなヒルクラ練習ができる山があるのは非常にありがたい。ですが、男鹿半島の寒風山は普通の300m山岳ではないんです。

300mという標高だと、当然ながら森林限界を超えるわけもなく、ちょいと標高高めの内陸の町とも変わらない高さ。
普通は山頂まで木が生い茂り、せいぜい眺めのよい一方向の木を切って展望台を設けているのが通常です。
もちろん、そーゆう展望台もいいのですが、寒風山はさにあらず。

寒風山は360°ビューが楽しめる

山頂付近にほぼ樹木がなく、視界をさえぎるものが全くない稀有な360°ビューが広がる寒風山山頂。
これは全国的に見ても、そうあるものではなく。
355mのヒルクライムで楽しめるご褒美としては最上級と言えるかも。

東に広がるのは面積2位の湖沼を干拓して生まれた広大な大潟村
西は男鹿半島の屋根715mの本山に連なる山岳地帯の稜線。

南は秋田市につながる綺麗な海岸線と遥かにかすむ鳥海山
北は世界遺産白神山地まで見渡せる眺望

こんな絶景を360°切れ目なく楽しめる地域はもしかすると日本で唯一なのかも。
あまりに絶景が多すぎて、絶景に感じなくなるぐらいの絶景が寒風山にはあります。

ちなみに寒風山の山頂付近に樹木が無いのは、もともと柴山として管理されていたため樹木が生えないように手をいれてきたから。
昔は、麓地域の住民が柴刈りをしてたわけですが、今は行政やボランティアの方々が手を入れてくれれます。
この絶景をあたりまえに楽しめる環境を維持してくれることには感謝の言葉しかありません。

男鹿半島は残念ながら人口減少が続いてますので、こうした丁寧な管理ができるいつまでできるのかは実はけっこう不透明。
もしこの360°サラウンドビューに興味ある方はお早めのライドをオススメいたします。

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