通常、森林限界と言えば標高の高い山岳で低い気温などの気象条件によって高い木が育たず森林が形成できなくなるコトを言います。
日本では富士山や日本アルプスなどの標高の高い山々で見られ、視界を遮る樹木がないことで抜群の景色を楽しめる場所としても人気。
ところが男鹿半島には、わずか355mの標高でそれを実感できる山があります。
地元の自転車乗りには抜群の人気を誇る寒風山です。
北緯40度とは言え、この標高で本当の森林限界を迎えるわけはなく、これは人の手入れによるもの。
麓の集落の柴山として利用されていたもが、現在は行政やボランティアの手によって草刈りが行われていて森林化を防いでいます。
そのおかげで山頂付近には高い木がなく360度のパノラマビューが開けているわけです。
上の写真でも分かりますが、本当の森林限界は高山なので海が遠くなりますが、こちらは半島にそびえる山ですので、海岸線を綺麗に望めるのもイチオシポイント。
もちろん山頂からの眺めも素晴らしいですが、樹木帯を抜けてからの景色はどれもが絶景。
どこで景色を眺めても、どこで写真を撮っても思い出に残る最高の景色に出会えます。
管理人的の一押しは、西側ルートから登って最初の峠を越える場所(板場の台と呼ばれてます)からの、男鹿の三山を眺める景色。
男鹿半島の西側に連なる”お山連峰”の佇まい
それを端から端まですべて一望できる寒風山から眺めるコトでしか出会えない絶景。
寒風山はそこそこ登りごたえのある山ではありますが、シャカリキになってペダルを踏むより状態を起こして息を整え、まわりの景色を目に焼き付けながら登ってほしい山です
355mの森林限界を超えて、ぜひ自分にとっての最高の景色に出会いに、ぜひ男鹿半島に!
アクセスマップ等、こちらの記事もご参考に