スポーツ自転車がブームになって久しいですが、だからと言って誰もがスポーツ自転車に乗って楽しめるかと言えば、そうとも限らない。

長距離はたいへん

スポーツ自転車は楽に長距離を楽しく乗れる最善の手段であるのは間違いないですが、普段まったく自転車に乗らない人にとっては、楽であるとは限らないです。

たとえ往復20kmのショートコースであっても体力が十分でない人もいるでしょうし、慣れてない自転車に体のあちこちが痛くなることもあるはず。

それじゃ楽しめない。

スポーツ自転車を楽しむにあたって長距離を走ることは必ずしも必要なくて、なんなら10kmのコースでも、それが一番楽しいという人もたくさんいるということは忘れちゃいけないです。

鵜ノ崎海岸

男鹿駅からはわずか5km。

往復でも10kmのところにある鵜ノ崎海岸は、ほんとうの意味の初心者にとっては最高のサイクルスポットの一つかもしれないです。

たしか小学校の時、学校から直接歩いていって鍋っこ遠足を楽しんだりした場所です。
船川からめちゃくちゃ近いとこです。
トイレもちゃんとありますし、夏場はキャンプに来られる方々も多数。

遠浅の岩場海岸ですので、自転車から降りて散策するにも良いですし、夏場ならちょっと波打ち際で探検がてら水遊びするのも楽しい。

天気が良ければ、岩場の向こうに鳥海山がうっすらと見えたりもして、朝なんかはとても幻想的な風景に出会うことも。

むかしドライブインだった建物も、今は食堂として通年営業されてるようですので、海の幸を中心にしたランチも楽しめます。

スポーツ自転車に慣れた人にとっては、往復10kmでは楽しめないかもですが、逆に往復10kmだからこそ楽しめる人にとっては、間違いない場所です。

男鹿駅前も楽しもう

鵜ノ崎コースを往復すた場合、戻ってきてから男鹿駅前も楽しむ時間があるというのが、実は大きなポイントだったりします。

地元の人間が言うのもなんですが、ほんの数年前に比べて、男鹿駅周辺はすごく立ち寄る場所が増えて「遊びに来る」のが楽しい場所に変わってます。

カフェや食堂と言った場所に加えて、道の駅おがーれもできましたし、駅前の広場に出店する方も現れたり、人が集まれる場所として変わってきてるのが地元民的にも信じられないくらい。

鵜ノ崎まで自転車で頑張って海岸の風を楽しんで、戻ってきたら男鹿駅前のお店を楽しむ。
そんな楽しみ方も、自転車の楽しみ方の一つです。