地の果て男鹿半島ですので、こうした稲刈り風景は秋の日常です。

コンバインで刈り取りすると稲はその場で断裁されるので、こうした天日干しされる光景は多くはないでしょうが、男鹿半島は大晦日のナマハゲ行事で稲わらから作るケデ、ミノ、しめ飾りなんかの材料が必要なコトもあって、よそに比べるとこうした風景はよく見られるかも。

9~10月にかけてのいっときのだけの貴重だけど日常な風景です。

天日干しは美味しい?

天日干しにしたコメは甘みが強くておいしくなる…というお話も聞きますが、そもそも流通する類のものでは無いので食べたことがないので真偽のほどはわからず。

知り合いの農家さんに頼めば、いくらか回してもらえるかもですが、それなりの数を天日干しにしてる農家さんって無農薬オーガニック栽培とかしてるトコがほとんどなので、味の違いの要因が天日干しとも限らない。

最近は甘みを強調したブランド米も増えましたので、天日干ししなくても十分な甘さや美味しさ感じられてるんじゃないかと推測。

炊飯器の性能向上も美味しさの日常レベルを大きく押し上げたと思ってます。

ブランド米:農家直売

秋田県では新たなブランド米「サキホコレ」が今年本格デビューですが、今までの「あきたこまち」も凄く美味しいお米です。
ただしデビューから相当の年月が経過してるので、どうしても市場価格があがらず、その意味で新ブランド米は重要なんですが、かなり後発組になったので、どの程度県外に浸透してけるのか。

正直、コメの美味しさって品種の違いもありますが、農家さんによる栽培技術の良し悪しの方が大きい印象です。

我が家では秋に1年分の玄米を購入します。

購入価格はスーパーで買うよりは安いですが激安ってほとでもないです。
もちろん直売なので農家さんの手元に入る金額は増えるはずなので、応援したい農家さんから直売してもらうのは大事ですよ。

30kgの重い袋を5~6袋調達しますが、品種は同じでも農家さんによって味の差は出ます(微妙ですけどね…)。

個人的には、変わった味のコメというよりは、毎年変わらず安定して収穫してくれる農家さんを応援したいかなと思います。
農家さんもコメの作付面積も年々減ってますし、これからの日本の農業で長い意味での「安定生産」は重要な要素だなって思ってますし、誰もができるコトでもないですんで。

少なくとも、自分が死ぬまでは「美味しいコメ」を食べて生活したいですから。